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カタコト

FFとリボーン中心。FFはエアリス愛、リボは霧っ子にお熱です^^

2025.04.03
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2011.01.06
サイトを閉鎖してからというもの、こちらのブログの存在を綺麗サッパリ忘れておりまして・・・・(汗)
本館から引き続き使っていたブログで主に取り使ってるジャンルのことで考えることもあり、「ブログを分けよう!!」→「そうだ!そういえば私、他にもブログ持ってた!!」と、消えていないことを祈りつつ、こちらへと久しぶり(なんてもんじゃない)に顔を出してみたのでした。



こちらでは、FFとかリボとかを中心に載せていくつもりです。あっちはまた別のジャンル中心で。しばらくはもう1つのほうがメインになりそうですが、こちらもちまちま更新していきたいなぁ、と思っております^^


それでは、復活早々ではありますが、SSを1つ。



実はこれ、「エアリス好きさんに30のお題」として紹介されてたものに、チャレンジしていた時のもの。サイトを閉鎖しちゃったんで、制覇しきれないまま終わってしまったのが、今更ながらに悔しくて。ブログを再開したから、たまにはこちらも書いていこうかなぁ・・なんて思ってます。


まずは以前書いた時のものを、修正しながら載せていこうかな。


というわけで、いきなり飛んでますが、6番目のお題でした。











『たまにはこんなかっこ』












宿屋の一室―――・・・・。
扉には、気合いの入った大きな文字で「男子絶対立ち入り禁止!!!」と書かれた白い紙が貼り付けられている。
丁度その前を通りかかったクラウドが、
「一体何をやってるんだ?」
と呆れ気味にため息をついたその向こう側―――
扉を隔てた部屋の中には、さわさわと華やいだ声が響いていた。

「わ、すんごい!髪型と服でこんなにもフンイキって変わるもんなんだ!」
感嘆の声を上げるユフィの目の前で、くるりと回ってみせたエアリスは、いつもは結った髪を今は下ろしている。
それが体の動きに合わせてふわりと広がり、いつもとは違うシルエットを床の上に描き出していた。
だが、いつもの彼女と雰囲気が異なるのは、髪型のせいだけではない。
「・・・・・着慣れてないと、落ち着かないね。足とお腹、スースーする」
そう言って、そわそわと体を撫でるエアリスが着ているのは、お臍が丸見えの白いタンクトップに、これまた「ギリギリ」のミニスカート。―――そう、ティファの服だ。
旅の合間の、ほんの思いつき――互いの服を、一度取り換えっこしてみようという、他愛もない提案が事の始まりだった。
「これで“サマーソルト!”かぁ。ティファ、度胸あるなあ」
呟いた声に、ついたての向こうからの声が応える。
「戦闘中はそれどころじゃないし、誰もそんなの気にしないわよ」
とっくに着替えが終わっているエアリスと違い、ティファはまだ何かに手こずっているようで、ところどころ、応える声に妙に力が入っている。
「そっかなあー・・。クラウド達、案外ちゃっかり見てるかもよ?」
ソファに寝そべり、まるで小さな子供のように足をぶらぶらさせながら、ユフィはニヤニヤと笑っている。
「そんなことに気を取られてたら、死ぬわよ」
すぐに呆れかえったティファの声が返ってきた。
「・・ね、ティファも着替え終わった?」
答えを待たずに、ついたての向こう側へとひょっこり顔を覗かせたエアリスの視線の先で、こちらに背を向けたティファが何やら悪戦苦闘している。
「あと・・・・・・少し・・・・なんだけど・・・・・。でも、無理したら・・・・」
何事かと不思議に思ったエアリスは、ティファの肩越しに彼女の手元を覗きこみ、そして瞬時に理解した。




エアリスも、決して「控え目」というわけではない。しかし、そればかりはとてもティファには敵うはずがなかった。



・・・・・・・・・・・そう、「胸」については。




収まりきれないバストをなんとかしようとするものの、どうしても一番上のボタンが閉まらずに、ティファは困っていたのだ。
しかし、そんなことは本人以外のギャラリーにとっては全くもってお構いなし、の出来事である。
「わーお、すんごい!」
ヒュー、と口笛を吹くユフィの隣で、エアリスは何かを確かめるかのように思わず自分の胸へと手を当てた。
「――同じ服なのに、ティファが着たほうが色っぽいなぁ・・・」
「ちょ、エアリス!?ユフィも、何を言うの!!」
やんややんやと囃し立てるユフィと、口を尖らせるエアリスに背を向け、ティファは真っ赤になって慌てて両腕で胸元を覆い隠した。
「同じミニスカートを穿いても、やっぱりティファには敵わないね。健康美、って言うのかな?私じゃちょっと、華奢すぎるね」
ため息混じりにミニスカートの端をつまみ上げてみせるエアリスにむかって、ティファは盛大に首を振ってみせた。
「それを言うなら、私だってよ!?エアリスみたいに色の白い綺麗な足がチラリとのぞくから、このスカートはいいの。私じゃそういう、艶っぽさが出ないもの・・・・・」
そう言うと、諦めたようにスカートをポンポンと叩いてみせた。
視線の先の相手の足から、お互いに少しずつ目線を上げていく。
そうして目と目があった瞬間、ふいにおかしくなって、どちらからともなく噴き出してしまった。


「アタシから見れば、どっちも十分色っぽいけどさ。――ま、後10年も経たないうちに、アタシがふたりとも追い越しちゃうけどね!!」
明るく笑うユフィの目が、ふといたずらっ子のような笑みを浮かべて光る。
「とりあえず、さ」
よっ!と反動を付けて勢いよくソファから飛び起きると、ユフィはその勢いのまま、エアリスとティファの腕をがっちりと掴んだ。
「入り口の貼り紙を見て、何だ何だと不審がっているであろう男性諸君に、今日の2人の麗しい姿を見せてあげようじゃないか!」
途端にうろたえるティファと、「その前にちょっと鏡を見せて」と慌てるエアリスを半ば引きずるようにして、ユフィはズカズカと扉へと向かっていく。


「「わ、ちょっと待ってったら!ユフィ!」」


2人同時に、しかし含むニュアンスは若干異なる抗議の声を上げるエアリスとティファだったが、ユフィは無視して扉の取っ手に手をかけた。









2人の姿を見たクラウドが、思わず赤面してしまうのは、もう間もなくのことである。















取り換えっこって、なんか楽しそうだなぁと思って(笑)きっと雰囲気ガラリと変わりますよね。
クラウドが見てるかどうかは微妙ですが(でも過去のあの出来事があるし!:笑)、
某タークスの人はもしかしたら見ちゃったかもしれない(´∀`)
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